皆さんは「社協(しゃきょう)」って聞いたことがありますか。聞いたことはあるけど、何をしているところかはよく分からない―。そんな人が多いのではないでしょうか。
それもそのはず。社協は、ひと言で「○○をしています」とお答えすることが、なかなか難しい団体です。
正式名称は「島本町社会福祉協議会」、通称「社協」です。人と人、地域のつながりを大切に
「ふだんのくらしのしあわせ」
を実現できる町づくりを目指して活動しています。
島本町社協のさまざまな取り組みを、ちょっとのぞいてみませんか?

そもそも社協って、なに?

社会福祉法第109条に基づき「地域福祉の推進」を目的として全国の都道府県、市町村に設置された、社会福祉法人格の民間団体です。
住民の皆さんや社会福祉関係者・福祉団体などによって成り立っています。事務局は島本町ふれあいセンター1階にあります。

「地域福祉」って、なに?

障害があっても、高齢になっても、どんな状況にあっても「住み慣れた町で自分らしく、安心して暮らす」ことは、だれもがもつ共通の願いではないでしょうか。
すべての人が家族や地域の人々、友人などと関わりをもち、互いに助けたり、助けられたりしながら、地域の一員として「ふだんの暮らし」を安心して送れるような町づくりが「地域福祉」です。

ほかにはどんな事をしているの?

障害や判断能力に不安のある人、経済的な理由で生活に困っている人など、生きづらさを抱える人たちを支援します。

日常生活自立支援事業「みまもーる」

判断能力に不安があっても、できる限り地域で自立した生活を続けられるよう、福祉サービスの契約や利用に関するお手伝いをします。また日常の金銭管理や預貯金サービスとして、通帳を預かり、支援します。

生活自立支援相談窓口

働きたくても働けない、引きこもりで将来が心配など、生活・仕事・お金で不安を抱えた人に寄り添い、自立に向けた支援をします。

在宅福祉サービス

年長者や障害者が自宅で安心した生活を送れるような支援(ホームヘルパー、ガイドヘルパー派遣)をします。 福祉サービスを利用できるように一人ひとりの状況に合わせた計画を考えていく(ケアマネジャー)事業も行っています。
また、共同募金(赤い羽根共同募金、歳末たすけあい運動)や献血、子育て支援、車いす等の福祉機器貸し出しなど、地域に住んでいるすべての人を対象にして活動しています。

島本町社協の構成

島本町社協では以下のような組織を構成して運営を行っています。

役員

理事10~13名(うち会長1名 副会長2名) 監事2名

執行機関

理事会(10~13名)

5つの領域(住民代表的な団体・福祉専門機関や団体・当事者団体・関連分野団体・学識経験者ほか)から選出された団体の代表による、社協の執行機関です。

議決機関

評議員会(15~18名)

社協の事業目的に賛同し財政を支援する団体(5つの領域に属する組織構成会員)の代表が参加する社協の最高議決機関です。

各事業推進機関

総務部会(地区福祉委員長4名および理事5名以内)

社協の広報・啓発活動、調査・研究活動、また地区福祉委員会との連絡調整について検討します。

政策部会(地区福祉委員長4名および理事5名以内)

地域福祉推進計画の実施、自主財源の事業運営、町補助金の運営について検討します。

ボランティアセンター運営委員会(13名)

ボランティアセンターのあり方を考え島本町内でのボランティア活動が活発になるような方策を考えます。

献血推進協議会(7名)

献血活動が円滑に行なわれるよう会場での活動や、宣伝などを行ないます。

地区福祉委員会(4地区)

住みよい福祉のまちづくりを進めるため、住民が主体となって地域福祉活動を展開している組織です。町内では各小学校区に設置され、4地区の福祉委員会が組織されています。

あなたの側に「社協」

社協はさまざまな制度や仕組み、地域住民の力とネットワークで、暮らしや地域の困りごとに対応し、切れ目のない支援につなぎます。
「どこに相談したらいいかわからない」。そんな時は、社協へご連絡ください。